。・°°♡♥双子の王子様と天然なお姫様♥♡°°・。
と、思ったらダメでした……。
「なんで、まだついてくるの?」
「だって、たぶんだけど用があるのが同じところだから?」
聖斗くんが人差し指を精神科・カウンセリングとかかれた看板のほうに向けて嬉しそうに言った。
「なんだか、嬉しそうだね」
「そうかな?」
「いつも、桐葉がいれば俺の苦労が省けて助かるな」
なになに?
いつも、大変なの?
「なにそれ、そんなに僕迷惑かけてないよ?」
「嘘付けっ! いっつも、先生嫌いだし、病院嫌だしってだだこねてるだろ?」
「そ、そんなこと僕してないよ!」
「してるっての!!」
なるほど……
こないだみたいな状態みたいになるってことなのかな?
「でも、なんで私がいればいいの?」
「えっと……」
「そんなの、決まってんだろ! 好きな奴にあの姿が見られたくないからっ」
「こないだみたよ?」
聖斗くんが俯く。
あ、ごめんなさい…また空気読めませんでしたねっ!