アイシテル
僕らが過ごした10年と言う時間は、決して壊れることなどない。
「食べる?」
聖が言った。
「ん、じゃあ食べさせてくれ」
僕はそれに答えるように、両手を広げた。
両手を広げると言うこの動作は、聖だからわかることである。
聖はためらうことなく、開いている僕の足の間に右足を乗せた。
その瞬間、僕は聖と向かいあう体勢になった。
聖に見下ろされたのと同時に、僕は彼女の腰に右手を回した。
「どうぞ」
僕が言うと、聖はスプーンでジャムをすくった。
ジャムが、僕の口元に運ばれる。
ピーンポーン
「食べる?」
聖が言った。
「ん、じゃあ食べさせてくれ」
僕はそれに答えるように、両手を広げた。
両手を広げると言うこの動作は、聖だからわかることである。
聖はためらうことなく、開いている僕の足の間に右足を乗せた。
その瞬間、僕は聖と向かいあう体勢になった。
聖に見下ろされたのと同時に、僕は彼女の腰に右手を回した。
「どうぞ」
僕が言うと、聖はスプーンでジャムをすくった。
ジャムが、僕の口元に運ばれる。
ピーンポーン