猫に小判
「名前....教えてよ。」
「佐伯。」
「じゃ無くて、下の名前。」
「....めみ。」
「めみ、か。」
いきなり呼び捨てか。
嬉しそうに私の名前を言った唯斗を見て、
(男のくせに、甘い優しい笑い方をするヤツだ。)
と思ってしまったのは、出された、いつもと違う、砂糖が3つも入ったコーヒーのせいだと思いたい。
「佐伯。」
「じゃ無くて、下の名前。」
「....めみ。」
「めみ、か。」
いきなり呼び捨てか。
嬉しそうに私の名前を言った唯斗を見て、
(男のくせに、甘い優しい笑い方をするヤツだ。)
と思ってしまったのは、出された、いつもと違う、砂糖が3つも入ったコーヒーのせいだと思いたい。