ボクと天使と青春中
第一章 想い
僕はいまでも覚えてる。入学式の後、桜のトンネルの下で少女が空に向かって手を伸ばしていた。
僕が「何してんの?」って聞くと彼女は、「空を飛ぼうと思って」っと笑って言った。
その時の彼女の笑顔を僕は今でもハッキリと覚えてる。
まるで、そう。天使のような笑顔だった。
ーそれから、三ヶ月。夏ー
今日も気持ちのいい日だ。
なんて、考えながら昼寝をしていると屋上のドアが勢いよく開いた。
「バンッ」
人が気持ちよく昼寝をしているのに、邪魔する奴なんてひとりしかいない。
「爽太!!」
やっぱり、コイツか。
「なんだよ」
「『なんだよ』じゃないし!何、掃除サボってんのよ!?」
俺を上から見下ろしてる女は、腰に手をあててものすごく睨んでくる。
「鈴」
「何よ?」
「パンツ、見えてる」
「・・・・。」
鈴は、硬直している。
「///」
あっ、赤くなった。
「爽太のバカ!!!!!!」
鈴は、屋上を駆け出して行った。
ホント、見てて飽きねえなアイツ。
今のは、 神埼 鈴(かんざき りん)。学校一の美人で、頭もよく人望もあつい。そして俺の・・・・好きな奴。
顔を合わせれば、喧嘩ばっかでなかなか告白とかそういう雰囲気までもっていけない。
教室・・・もどるか。
「あっ!爽太!!!」
この、失礼なぐらい俺のことを指差しているのは 笹川 美香(ささがわ みか)。
鈴の友達で、ちょとバカ。でも、いい奴だとは思う。
「うるせ~よ、お前。」
鈴の方を見ると、机に顔を伏せていた。
俺は、美香を無視して鈴のほうに歩いていった。
「鈴?」
「・・・・」
返事はない。
「無視かよ、いくら俺でも傷つくよ?」
「・・・・」
いいかげん、腹立ってきたカモ・・・。
「いじけ虫か?お前は」
「爽太が悪いんじゃん」
鈴は、顔を伏せたまま小さな声で言った。
「見たくて、見たんじゃねえだろ?」
そう、あれは事故だ。
「それでも、アタシは嫌だったの!」
そんなこといわれても、な・・・・。
僕が「何してんの?」って聞くと彼女は、「空を飛ぼうと思って」っと笑って言った。
その時の彼女の笑顔を僕は今でもハッキリと覚えてる。
まるで、そう。天使のような笑顔だった。
ーそれから、三ヶ月。夏ー
今日も気持ちのいい日だ。
なんて、考えながら昼寝をしていると屋上のドアが勢いよく開いた。
「バンッ」
人が気持ちよく昼寝をしているのに、邪魔する奴なんてひとりしかいない。
「爽太!!」
やっぱり、コイツか。
「なんだよ」
「『なんだよ』じゃないし!何、掃除サボってんのよ!?」
俺を上から見下ろしてる女は、腰に手をあててものすごく睨んでくる。
「鈴」
「何よ?」
「パンツ、見えてる」
「・・・・。」
鈴は、硬直している。
「///」
あっ、赤くなった。
「爽太のバカ!!!!!!」
鈴は、屋上を駆け出して行った。
ホント、見てて飽きねえなアイツ。
今のは、 神埼 鈴(かんざき りん)。学校一の美人で、頭もよく人望もあつい。そして俺の・・・・好きな奴。
顔を合わせれば、喧嘩ばっかでなかなか告白とかそういう雰囲気までもっていけない。
教室・・・もどるか。
「あっ!爽太!!!」
この、失礼なぐらい俺のことを指差しているのは 笹川 美香(ささがわ みか)。
鈴の友達で、ちょとバカ。でも、いい奴だとは思う。
「うるせ~よ、お前。」
鈴の方を見ると、机に顔を伏せていた。
俺は、美香を無視して鈴のほうに歩いていった。
「鈴?」
「・・・・」
返事はない。
「無視かよ、いくら俺でも傷つくよ?」
「・・・・」
いいかげん、腹立ってきたカモ・・・。
「いじけ虫か?お前は」
「爽太が悪いんじゃん」
鈴は、顔を伏せたまま小さな声で言った。
「見たくて、見たんじゃねえだろ?」
そう、あれは事故だ。
「それでも、アタシは嫌だったの!」
そんなこといわれても、な・・・・。