ボクと天使と青春中
「つっめて~!!」

プールに落ちて爽太はますます、びしょ濡れ。

髪の毛、ぺっちゃんこだ・・・。

「あ~、服が体にくっついて気持ちわるっ!」

「ホントだよッ!どうしてくれんだよ、一斗!!」

夏と爽太は、一斗に文句を言い放つ。

「ザマ~ミロ(笑)」

それを、満足そうに見る一斗。

仲いいんだか悪いんだか;まあ、喧嘩するほど仲がいいっていうし仲いいのかな?


「にゃろ~。だ~、もう!うっぜ、こうなったらあそぼうぜ!!」

ん?今、なんて言った?

「だな!行くぞッ一斗!!」

行くって?

「おう!!」

三人は水着になって泳ぎだした。

って!ちょと、待て~!!

「掃除はどうすんのよ!?」

アタシの話しなんて聞かずにお構いなしの三人。

「ずっる~い!美香達も行こッ!!」

えっ?美香?!

「ちょッ・・・。掃除は?!」

「大丈夫、大丈夫♪」

グイグイ引っ張られて行くアタシ。

「ちょと~!!!!!!!!!!」

結局、美香に連れられ水着に着替えたアタシ;

「えっへ~ん☆どう?わざわざ、この日の為に買ったんだよ!」

美香・・・スタイルよすぎ;

「美香、可愛いじゃん!!」

「でしょ?さすが、夏!分かってる~☆」

美香を褒める夏。

「鈴は?泳がないの?」

一斗;そんな、爽やかな笑顔でなんてことを言うんだこの人は・・・。

「あっ!だめじゃ~ん鈴も早くお披露目しなよ」

そりゃ、美香はスタイルいいからいいけど・・・。

アタシは・・・。

「よせよ」

えっ?爽太?

「鈴は幼児体型なんだよ、きっと。可哀相だろ?」

こんの、男わ(怒)

「悪かったはねッ!幼児体型でっ!!」


爽太のバカッ!!

しばらく、アタシがプールサイドで一人でいると

「泳がないの?」

一斗が声を掛けてきた。

「・・・ちょっと、疲れちゃったから」

「爽太が言ったこと気にしてんの?」

「えっ?!そんなわけ無いじゃん!!何、言ってんの;」

(鈴、分かりやす;)

「泳げばいいのに、せっかく来たんだから」

優しく笑いながら言う一斗。




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