[短編]桜が散るかの如く
そういって私が俯くと


「…辛いのはわかっている」


先輩は小言で私に言いました。


「私も共に泣ければいいのにな…すまない。」


私はその言葉に、少し驚きました。
先輩も今日だったのですか。


「…行くぞ。」


私は力強く頷き先輩のあとに続きました。



< 16 / 28 >

この作品をシェア

pagetop