ノストラダムスは女子高生
藤本は目を大きくさせて
次には腹を抱えて、ゲラゲラと笑い出す
「 笑い事じゃないだろう!! 」
「 だ… だって、
こんな事態なのに席って…
あはははははは 」
「 席、重要だろうが!!
―― おまえはおかしな奴だけど
授業に関しては、素晴らしいと思う!
こんな…
不当な仕打ちを受ける必要は無いんだ!! 」
藤本は、笑いすぎて涙を流している
「 ―― ありがとう 阿部先生
ガードと言えど、
十代の子供たちですから
学校が楽しくなくては可哀相です
自分なりに試行錯誤した結果を
そう評価して頂けたのは、
嬉しい限りですよ 」
「 …そうだよガード…
あいつらはどうした?!
元々ここに居た生徒達は!! 」
「 ―― 全員、入れ換えられた様です 」
「 …… え 」