ノストラダムスは女子高生
「 ―― リルカ及び
ノストラダムス機関関連
今朝から連絡が、一切とれません
朝、学校に来たら
こんな電流バラ線状態だったんで
一応、かなり焦ってみたんですが 」
「 で、でもリルカ
あいつ今日は欠席だけど、
ここに在籍してるんだし 」
「 どこかに、
さらわれたかもしれませんね 」
「 掠うって… 何処の誰が!! 」
「 ――― ユウジ!!! 」
その叫びに振り返ると
やはり思った通り、
「 アキラ?! 」
「 ―― リルカさん!! 」
会社の制服
片方靴の脱げた足
手を引かれて、真っ青な顔をしている
セーラー服のリルカ
こっちもかなり、ヨレヨレの状態だ
「 ?! 藤本さん、
ど、どこから現れたんですか?! 」
「 " 恋の翼で飛んで来ました "
…お二人が一緒なんて
一体どうしたんです?! 」
「 け、今朝仕事行こうとしたら
リルカさんが、走って逃げてて
何も…言ってくれないから
よくわかんないけど、とにかくユウジに 」
「 ありがとうアキラ!!
――― どうしたんだ?!リルカ!!
何か、あったのか?! 」
「 ―― 皆さん
とにかく、ここは離れましょう
近くに車がありますから
そこまで走って下さい! 」