ノストラダムスは女子高生
「 …言わなくちゃ判らないクセ
まだ治らないのね… 」
「 そうそう人間、速攻で変わらねえよ 」
「 ―― そう
人間はそうそう簡単に変わらないわ
…だから私たちが変えるのよ
――― 世界を 」
アキラは
リルカを床へと突き飛ばして
ゆっくりと俺の腰へと、腕を回す
唇が触れそうになった時
いきなりアキラの体が視界から消えた
「 …――― っ?!
ちょっ! なによアンタ!!
手を離しなさいよ!! 馬鹿!! 」
「 そっちこそ、先生から手え離してよ!!
先生、早く逃げてーーっ!!
よ、よくわかんないけど
こんなヤツの言いなりになったら
絶対にダメなんだからっ!!!
だ、だってこの人、
先生の事利用しようと思って
近づいたって事でしょう?! 」
「 離せって言ってんの!!!
――― あんたは何も判ってないのよ!
…ユウジ!!!
従ってくれれば、
その黒いのも助けてあげるわ!
だから言うことを聞いて!!」
「 ―― リルカは? 」
「 こっ…
だから!この研究に必要だって
さっきから言ってるじゃないの! 」