ノストラダムスは女子高生






「 …言わなくちゃ判らないクセ
まだ治らないのね… 」




「 そうそう人間、速攻で変わらねえよ 」







「 ―― そう

人間はそうそう簡単に変わらないわ


…だから私たちが変えるのよ 

――― 世界を 」







アキラは

リルカを床へと突き飛ばして
ゆっくりと俺の腰へと、腕を回す


唇が触れそうになった時


いきなりアキラの体が視界から消えた






「 …――― っ?!

ちょっ! なによアンタ!!

手を離しなさいよ!! 馬鹿!! 」





「 そっちこそ、先生から手え離してよ!!



先生、早く逃げてーーっ!!

よ、よくわかんないけど
こんなヤツの言いなりになったら
絶対にダメなんだからっ!!!


だ、だってこの人、
先生の事利用しようと思って
近づいたって事でしょう?! 」




「 離せって言ってんの!!!

――― あんたは何も判ってないのよ!



…ユウジ!!!

従ってくれれば、
その黒いのも助けてあげるわ!
だから言うことを聞いて!!」




「 ―― リルカは? 」




「 こっ…

だから!この研究に必要だって
さっきから言ってるじゃないの! 」







< 89 / 123 >

この作品をシェア

pagetop