ノストラダムスは女子高生
「 …… 先生と、一緒に? 」
「 そうよ…
いつまでも貴女は、先生と一緒の
幸せな時を過ごすの 」
「 …誰にも、迷惑かけない…? 」
「 そうよ 」
「 ―― リルカ 」
リルカは涙声でこちらを向き
少し垂れていた鼻を、思い切りすすった
「 ―― だって、迷惑かけないですむし
先生と一緒だし!
すごいラッキーじゃない?! 私 」
「 …… お母さんの事は
どうするんだよ 」
「 お母さんは、あの男の人いるし!
…もともとあんまり、
一緒に居たワケでもないし…
それに先生も言ってたじゃん!
ハタチにもなれば結婚して〜って!
ちょっとそれが早くなったと思えば 」
「 ――― それは無理だリルカ 」
「 な、なんで?! 」
「 … そうよユウジ!
好きな研究が存分に出来て…
何が不満だっていうのよ!! 」