ノストラダムスは女子高生







「 ――― な、

なに言ってんの…? 先生 」







リルカが、口をポカンと開け

アキラは床に、崩折れた







「 …… 昔話をしたり
色々思い出してるうちにな



―― さっき、気がついたんだよ



子供の頃の事は、やたら覚えてるけど

ある時期を境目にして


…… 俺、学校と家と


それしか、記憶ないなあって 」






「 …そ、そんなの!!!


私だってそれくらいしか
行動範囲、普段はないよ?!
毎日毎日それの繰り返しで…


先生だって、先生なんだから
そんなの当たり前でしょ?!


何しろ車とか、持ってないし!





――― それに先生


今こうして、ここにいるじゃない!! 」






「 … それは多分、


いや、絶対に おまえの力だよ リルカ 」




「 ――…… え…… 」







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