君との関係はXmas!?【許婚番外編】
そんなあたしの心配を察知したのか、
「俺の要領の良さ、知ってるだろ?」
なんて言って頭を撫でてくる。
「それに……俺は明にしか無理を言わない」
「無理が愛情の裏返し?」
「まぁ。あと単純に困ったり、怒ったりする明の顔、結構好きだから」
「……何それ!」
頭の上にある聖の手を払いのけて、膨れてみせた。
聖は焦ることなく笑っている。
「もっと……これからもいろんな明を見せてくれ……」
触れるだけのキスが妙に熱く感じたクリスマスの朝。
夜は昨日の分までたくさん食べてね。
そして、これからは真っ直ぐな愛情をたくさんちょうだい。
……なんて言ったら欲張りかな?
もっともっと、あたしにもいろんな聖を見せてね。
…… Happy Xmas ……