I think of you.

#4 キモチ



「奈央~! お昼行こ?」


「あ、うん」




お昼休み。


学校全体が騒がしい中、あたしと由佳は静かだった。

由佳には昨日のことを全部話してある。



『まぁ、男なんて千晴くんだけじゃないし?それにその元カノと奈央が同じ目に合うって決まったわけじゃないからさ。もっといい方向に考えよ?』


すべて話して落ち込んだあたしを励ますように、由佳は優しくそういった。







「橋井さーん。呼ばれてるよ」



教室の隅で由佳とお弁当を食べていると、クラスの女子に呼ばれた。


「はーい、ありがとね」



相手をたしかめておくべきだったかな?

そう思いながらドアの方へ向かった。


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