I think of you.
「なぁ、奈央。……抱いていい?」
ためらいがちに聞いてきた千晴に、あたしは涙を拭いて頷いた。
「千晴となら、いいよ」
「ありがと、奈央。優しくするから」
そのまま、あたしをお姫様抱っこしてあたしの部屋へと移動すると、ベッドに落とされた。
千晴はあたしに馬乗りになると、優しくキスをした。
だんだん激しさを増していく千晴のキス。
同時に、指があたしの敏感なところに触れる。
「ンっ… やぁ…」
思わず出た声に自分でも驚いて、慌てて口を押さえる。
でも、そんなあたしの手は千晴によってどかされた。
「奈央、可愛い」
くすっと笑いながらそんなことを言ってのける千晴に、あたしは意識を手放しかけた。