月見草

來

「真苗、今日も誘ってあげようか？」

４時限目も終わり、今は待ちに待ったお弁当の時間。

あたしはお弁当を持って、親友の真苗の席に行く。

真苗は最近、恋をしている。

時枝修平クン。

学校で人気のある方で、面白い反面、授業は真面目になるところが良いとか。

あたしには良さが分からないけど、イイやつだって事は確定。

多分、学校で一番親しい女子はあたしと真苗だと思う。

真苗のために、毎日お昼ご飯に誘ってるし、最近は遊びに行こうって話をしてる。

もちろん、他の男子も誘うんだけど、いつも真苗と時枝クンを二人きりにするから、あたしとそのもう一人が、二人きりな訳で、、、、、。

この前は間違った噂を流されたり？

付き合ってるって広められたり？

こっちもイイやつだけどー、見た目が全然ダメ！！

茶髪にピアス。時々カラコン！！

ヤンキーかっつーの！

、、、と、思いつつも真苗のため。

我慢しております。