とある女の子の物語

「なんで名前を教えてくれなかったの?」


マリアはレイと散歩をしながらきいた。


「実は、随分前から、マリアのこと知ってたんだ。でもね、婚約するまえに、どんな子だか知りたかったんだ。マリアは名前をしっかり教えられない俺のこと嫌いになった。」


「ううん、あなたにあえてよかった。レイチェルって呼んだ方がいいの?」


「いや、君にレイと呼ばれるのが、好きなんだ。これからもレイって呼んでくれる?マリア。」


「レイ、大好きよ。」



-END-
< 20 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop