とある女の子の物語
「なんで名前を教えてくれなかったの?」
マリアはレイと散歩をしながらきいた。
「実は、随分前から、マリアのこと知ってたんだ。でもね、婚約するまえに、どんな子だか知りたかったんだ。マリアは名前をしっかり教えられない俺のこと嫌いになった。」
「ううん、あなたにあえてよかった。レイチェルって呼んだ方がいいの?」
「いや、君にレイと呼ばれるのが、好きなんだ。これからもレイって呼んでくれる?マリア。」
「レイ、大好きよ。」
-END-