俺と私の秘密の関係☆
「話しがあるんです!」
話し?
「いってきなよ!」
美菜が笑顔で言う。
「え、ここで話すんじゃないの?」
美菜がずっこけた。
「馬鹿!」
いきなり美菜が私の腕をつかんで走り出した。
「え?え!?」
どこへいくと思えば屋上。
「はぁ…優里架?話しってなんの話しと思ってたの?」
美菜が真剣に聞いてくる。
「そりゃ……雑談」
また美菜がずっこけた。
「馬鹿でしょアンタ!?」
「馬鹿ってなによ馬鹿って!」
何故か言い合いになった。
「…るさい…」
ぴたっ
二人の動きがとまった。
「い、今なんか聞こえなかった?」
美菜が青い顔で私をみる。
「き、聞こえた…」
目を合わせた。
「まてまてまて。幽霊なんていないよね!?」
ガシッと私の肩をつかみながら言う。
「いるわけないじゃない!」
強気で言う私。
「なにその言い方!?モテてるんだからもうちょっと怖がったら!?」