人気者彼氏と声優彼女
わざと私がたっくんの方へ行くようにしたんだ。
ごめん。
私はマンションをでて歩きだした。
たっくん…たっくん…
会いたいよ。
ザーっと降ってきた雨。
ただ、たっくんを探して歩いてた。
家にいったけどいなかったし。
寒いよ…。
向こうからあるいてくるのって…
たっくん!?
「紗耶香っ!?」
バシャバシャッと走ってくるたっくん。
「たっくん…あのね」
びしょびしょのまま抱きしめられた。
「えっ」
まるでたっくんも私を探してくれてたかのよう。