人気者彼氏と声優彼女
お互いの気持ち
「紗耶香っ…」
「たっくん…」
何度も名前を呼び合って抱きしめ合った。
冷えた体が温かくなっていくようだった。
やっと会えたね。
たっくん。
私の意識はそこでなくなった。
――――――――
んんっ?
暖かい…
ここどこだろ?
ゆっくりと目を開けてみる。
知らない部屋?
横にはたっくんがベッドに寄り掛かって寝てる。
ここたっくんの部屋だ。
昨日確かに、意識なくなったんだ!!
ってこれは夢?
だって、たっくんが
近くにいるんだよ??
「たっくん…?」
髪の毛にふれてみる。
「んー。」
可愛いな。
このまま夢から覚めなきゃいいのに。