人気者彼氏と声優彼女
「神田くんっ!!熱あるんでしょ?無理に笑わなくていいよ~、今日は帰ったら?」
「ないっスよ…」
「あるんでしょ!!!」
なんか強気な河合…。
「帰ろ?」
そう可愛い声でいった河合につられ頷いてしまった。
甘い声出されるとヤバい。
この前思ったけど俺その声ヤバいくらい好きかもしんねぇ~…。
家に帰ってから、河合から電話が来た。
電話初めて…。
可愛い声が聞こえて、心臓がバクバクする。
「熱測った?」
「38.7度…」
「そんなに?」
「うん…。」
「無理しちゃダメだからね?」
心配してくれる河合。
「ごめんな?心配かけて…」
「大丈夫だよっそう思うなら無理しないでね?」
河合の優しさが心にしみた…。
「んじゃ切るね?」
いきなり寂しさが込み上げる。
「やなんだけど。切りたくなぃ」
「えっ!?」
「あいてぇな………嘘っ!!じゃな」
「う、うん。」
すぐに電話を切った。