人気者彼氏と声優彼女
「私…佐々くんのこと好きだったの。付き合ってください。」
「まじ!?俺も好き。」
私もこんな風に言われたいな…。
話の中は良いようにすすんでて、羨ましかった。
それからも、何回か取り直しながら、1つ目の仕事が終わった。
「次は、ラジオね?」
「は~い」
声優の仕事は2年前に初めて、ずっとつづけてる。
すごく楽しい。
仕事をしてると、イヤなことも忘れれるし。
「さーちゃんは、最近仕事どうなの?」
「順調ですよっ!すごく楽しいですし。」
先輩の声優さんとのラジオ。
優しくて、憧れの人。
「もう5時だね~」
仕事が終わり、時計をみた。
早いな…。
パッと携帯をみるとメールと着信。
着信はちなちゃん。
メールは1つはちなちゃんで、もう1つは神田くんだった。
きっと今日なにも言わず仕事にきたからだよね…。
『紗耶香~。今日どうしたの?』
『河合?今日どうした?
話したいことあるんだけど…。』
仕事が全部終わってから電話をした。