人気者彼氏と声優彼女
「手…繋ぐ?」
「いいの?」
「当たり前だし。」
ぎゅっと握られた手。
少しなれたと思ってたけど、顔が真っ赤になった。
「あけぇな。」
「う~、恥ずかしいんだもん」
私は下を向いてしばらく歩いた。
「で、昨日はなんか俺した?」
「昨日?してないよ?」
「そっか…。いや、いつもちゃんと返してくれてたからショックでさ。」
「ご、ごめん。」
「いーよっ♪キスしてくれたら。」
「ぅ、うん//」
そっと触れるだけのキス。
離れようとした瞬間頭を押さえられてキスされた。
「んんっ…はぁ」
離れたときはすこし酸欠気味でボーっとしてた。
「もしかして男かな~とか思ってたんだ…。」
「ぇえ!!それはないよ!」
「本当かなぁ?」
「うんっ」
私は首を必死に縦に振った。
「ぷぷぷ、その必死さ見れば本当だってわかるよ。」
「からかってたの?ひどいな~。」
「ごめんって。」
そして手を繋ぎ直して学校に向かった。