人気者彼氏と声優彼女



「紗耶香?大丈夫か?」

異変に気づいたのか、声をかけてくれた。


「たっくん…あのね。」

「ん?」


「私絶叫系………無理。」

「まじで!?」

「…うん。」


「手繋いで乗れば大丈夫だから。」

「…」


「俺を信じろって。」



たっくんは無理にでも乗せたいらしい。


まぁもうすぐ順番くるしな…



横で楽しそうにしてるたっくんをもう一度みた。


すると、手をきゅっと強く握ってくれる。




なんか安心してきた。



たっくんといると、苦手なものにも挑戦できそう。


「たっくん手離さないでね。」

「絶対離さないから。」



そんな約束をして乗った。



上に上っていくに後悔してくる。


「たっくーん、怖いよ」


「大丈夫だって。じゃあさ、落ちるときなんか叫ばねぇ?そうすれば怖くない。」

「本当に?」

「うん、紗耶香は達也ーって叫んで?」

「達也?やだよ///」

「決まりな。」


そういわれた瞬間カチって音がした。


「せーのっ」


「た、達也ぁぁあああきゃーー」

「紗耶香ぁー好きーー」



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