人気者彼氏と声優彼女
「うぉっ!!」
「わっ」
「ごめっ…蒼伊!?」
ドアを開けた瞬間ぶつかったのは蒼伊だった。
「何してんだよ…」
「さっき、いらねーこと言ったよなっ!!ごめん、達也。」
「蒼伊…。」
「マジごめん。」
「もういいし。俺も悪い。」
「じゃあ喧嘩終わりな?」
「おぅ」
蒼伊とは喧嘩しても毎回元に戻る。
俺の昔からの親友みたいなやつ。
「俺、恋したくないわけじゃねぇんだ。ただ怖いだけ。本気になるのが…」
「そっか…。」
「でも、頑張るから」
「わかった。」
それから2人で教室に返った。
体育は終わって次の授業中だと思う。
「俺らおもっきしサボったなっ」
「達也は良くサボるだろが。」
ガラッとドアを開けると
いきなり担任のお説教。