人気者彼氏と声優彼女
「おはよう」
「っはよ、早いな。」
学校に着くとまだたっくんしかいなかった。
「うん。珍しく早く起きちゃってさ。」
「そっか。雑誌いつ?」
「明日取材なの」
「そか。屋上いかねぇ?」
「…うん。」
昨日のこと…だよね??
「あー気持ちな。」
「うんっ」
雲一つない空。
こんな風に私の心の中
も晴れればいいのに。
「で?昨日の続き。」
「…うん。私さ最近たっくんと2人で会えてないし、バタバタしてる。まともに話せるのは夜の10分ぐらいだけ。」
「うん。」
「たっくんは私を何も責めないし。」
「責めねぇよ。」
「たっくんは嫌じゃないの!?」
私は感情をたっくんにぶつけた。
嫌じゃないって言われたらどうしよう…。