彼女には言えない。









3年間の片想い。
この気持ちを抱いたまま



今、君に逢いに行きます。





最後のHRも終わり、
俺は薫のクラスに顔を出した。



すると、赤く腫れた目を擦りながら薫が近づいてくる。




「何泣いてんだよ」


「…うっさい」




そう言って溢れる涙を袖で拭く薫。










愛しくて、仕方なかった。









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