彼女には言えない。












──どうしたら、





どうしたら、君は。






僕を男として見てくれますか?───




そんな俺の声が
今、やっと届いた。









うじうじしない。
強くなる。


全部、君のため。



"僕"なんて言わない。
だから、もっと俺を見て。


全部、正直な気持ち。





「………うっ…」





俺の中には、
こんなにも君がいて。
こんなにも君で溢れてる。



この涙は全部
君のためなんだよ。














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