桜、咲く頃会いましょう。


そのまま私は土方さんに体を預けた


幸せな時間



久しぶり



ガタッ!



ん? ガタッ?


土方さんと恐る恐る後ろを向くと…



「あはっ!?」



ふすまの隙間から私たちのことを覗いている頭が五つ


総司さんと斎藤さんと原田さんと平助くんと永倉さん



「お〜ま〜え〜ら〜…」



どうしよう…



今の全部見られてたよね?



「全部見てました?」

「「「「もちろん」」」」


いたずらに笑って頷く総司さんと原田さんと平助くんと永倉さん


「すまない…」


ほほを染めて申し訳なさそうに謝る斎藤さん



謝るなら初めから見ないで下さい



「土方さ〜ん…」


土方さんに助けを求めたらなぜだか土方さんも意地悪そうに笑ってる


「この場を借りて言っておくがこいつは俺の女だから。手なんか出したら容赦しねえからな?」


そんな土方さんの言葉にさらに私の顔は真っ赤に…


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