桜、咲く頃会いましょう。
ここまで酒の弱いやつは初めてだ
「おい桜子、部屋戻るぞ?」
「いやー!土方しゃんといっしょ!」
「一緒だから、な?」
「わかった…」
お前はどっかのガキか?
半ば引きずって部屋まで戻った
布団を敷けばすぐに寝ると思っていたのに
そうともいかねえ見てえだな…
どうしてこいつは俺から離れないんだよ?
「土方さん暖かい…」
そんなにくっつかれると困るんだよ…
俺だって男だ
我慢してるものだってあるだろ?
「いい加減にしないと俺もどうなるかわかんねえよ?」
「へー?」
ボケッとアホ面を向ける桜子を布団の上に押し倒した
「わゎ!」
「どうなってもいいのかよ?」
目の前にはきつく目を閉じた桜子の顔
次第に腕の力が抜ける