桜、咲く頃会いましょう。


桜子は俺の腕からすり抜けてすごい勢いで席についた


「サクラその腕じゃ飯食えないだろ?」


確かに永倉のいう通りだな



「食わせてやろうか?」

「なっ!?」

ブゥーーー!!



総司と平助と原田が口からお茶を吹き出した



「汚ねぇぞおまえら…」

「土方さんがあんなこと言うなんて」

「この土方さん本物か?」

「槍でも降るんじゃ…」

「死にてえかお前ら」

「「「本物!!」」」



とりあえず一人ずつ一発殴っておいた



「うまいか?桜子君」

「はい!!すいませんお手数お掛けして…」

「気にするでない。娘ができたようだ」



知らないうちに近藤さんが桜子に飯を食わせてる


「近藤さん…」

「歳も食え、旨いぞ」



近藤さんにやきもきするだけ無駄だな



あのとき守りきれなかった桜子



次は桜子に指一本触れさせねえ


必ず守ってやるからな


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