桜、咲く頃会いましょう。


次の日の朝


私が起きたときには土方さんはもう隣にいなかった



急いで着替えて広間に向かった



「さくらいつまで寝てんだよ?」

「わ!!平助くん…」

「土方さんが今朝帰ってきてたぞ!よかったな?」

「う、うん?」



土方さんは昨晩帰ってきたよね?


もしかしてあれは私の夢!?



広間に入って自分の席についたら土方さんが私に近づいてきた



「土方さんは今朝帰ってきたんですか?」

「は?何言ってんだお前?昨夜帰ってきただろ?」



あれ?



やっぱり夢ではなかった



「じゃあ何故今朝帰ってきたって?」

「昨日のことは俺とお前の秘密にしたかったからだよ」

「!!」

「それじゃあ早く飯食って俺のところに旨い茶持ってきてくれ」




秘密…



その響きだけで自分の顔が真っ赤になるのがわかった


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