桜、咲く頃会いましょう。


屯所の中を探し回って最後にたどり着いた場所は倉庫



まさかと思って覗いてみたら…



隅に小さくうずくまっている桜子を見付けた




「桜子」

「…………」

「桜子?」

「……何ですか?」



そうとう怒っているようで返事はしてくれても顔はあげてくれない



子供みてえだな…



「俺が悪かった…文読んだ…」

「どうして怒っていたんですか?」

「それは…言え、ねぇ…」



嫉妬だなんて…


情けねえだろ…



「教えてくれるまで許しません!」



そう言ってその場から桜子は動こうとしない



わかったよ…


言えばいいんだろ!?言えば!



「妬いたんだよ!!斎藤に!」

「え…」

「俺は言ったからな!戻るぞ」

「ひゃあっ!」




俺は無理矢理桜子を抱き上げて部屋に急いで戻った


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