桜、咲く頃会いましょう。


部屋についても桜子は無言


気まずいのは俺だ…



「あの、土方さん」

「なんだ」

「なんでもないです!!」



何なんだよ?


さっきから桜子からの視線が痛い



「言いたいことがあるならはっきり言え」

「いや、土方さんは今までに何人の人とお付き合いされたのかなと思いまして…」


は?



「私もっと土方さんの事が知りたくなったんです」



俺の事を知ってもろくなことはねえぞ



特に女関係は…



「私だって嫉妬しますよ!過去にだって!!」



これが桜子の本音なのか



それからは桜子の口が止まらなくて…



「とにかく私は土方さんの事が好きなんです。それは変わらないんです!だから私を信じてください」

「信じるよ、お前を信じる。」



そう言ったら今まで見たこともないような笑顔で桜子が笑った


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