桜、咲く頃会いましょう。


今日はまた一段と疲れた気がする



それはまぁ桜子のせいなのか気にしすぎた俺のせいなのか…



桜子はさっき夕餉の支度だと言って俺の部屋を出ていった


これでやっと落ち着いて仕事ができるぜ



そう思ったのに…



「土方さん、桜子ちゃんと喧嘩したんですってね」



どうしてお前がここにいるんだよ総司…




それになんでその事を知っているんだ



「勿論仲直りはしたんですよね?」

「あぁ…」

「ならいいんです!喧嘩するほど仲がいいって言いますからね!!」



俺はこいつに監視でもされてるのか…?



「桜子ちゃんは妹みたいなものですからね」

「妹…」



確かにあいつは若いが…


そういえばあいつの年は何歳なんだ?


「女の子として見ちゃったのは土方さんだけですよ?」



俺だけ…



そんなことに少しだけ衝撃を受けた


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