桜、咲く頃会いましょう。


俺らが見てきて心から付いていきたいと思った近藤さんはそんな人じゃなかったよな



自分の思ったことは曲げねぇ


みんな平等だって…



そんな近藤さんが好きだったんだよな?




斎藤の言いたいことは十分わかる



だけど近藤さんの気持ちも分からねえでもねえんだよな




江戸まで行って集めた新入隊士



それに頭もよく剣の腕も優秀だ



機嫌を取ろうと考えちまうのも無理はねえよな


ここまで優秀なら俺も手放したくない




あいつらは散々愚痴をこぼしたあと散り散りに自分の部屋に戻っていった



俺も寝るか…



布団にもぐると俺の足に何かがあたった


布団をめくると桜子の足




こんなことはよくあることでもう慣れてしまった



早く寝よう…



俺は明日も早いんだ…


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