桜、咲く頃会いましょう。
桜子が来たときも俺が案内してやったけど…
あいつははいはい言って着いてくるだけだったからな
だけど伊東は何か一言余計なことを言うからあいつらを宥めるのに必死だった
こうして考えるとあいつは本当におとなしいやつだった
今もおとなしいと思うけれどそれよりもどこか一本筋が通ってると最近は強く感じるようになったな
そんなところに惚れたんだろうな…
「…君、土方君聞いてますか?」
「あ、すまねぇ…」
「どうせあの平松とか言う女の事でも考えていたのでしょ?」
「!」
「何の役にも立たない女を置いておくなんて近藤さんも近藤さんですね」
どうして今桜子なんだよ?
それに桜子は何の役にも立たない女じゃねぇ…
桜子の事を馬鹿にするこいつを心のそこから殴りたいと思った