桜、咲く頃会いましょう。
でもこいつを殴るわけにはいかねえ
「もういいか?一応全てまわったんだが?」
「そうですか、ありがとうございました。では、私はこれで」
そういうとあいつはすぐに背を向けて自分の部屋に戻っていった
「あれ?こんなところに立ったまま何やっているんですか土方さん?」
「総司か、わりいけど少し稽古に付き合ってくれ」
「珍しいですね?別にいいですけど…」
何かしねぇと俺の気がおさまんねぇ
そのあと一刻ほど竹刀を振るった
「痛いな〜もう…痣になったら土方さんのせいですよ」
「わりぃ…」
「何かあったんですか?打つときの筋が荒かったですよ?」
「いや…桜子にたのんで手当てしてもらってくれ」
これじゃあ総司に八つ当たりしただけじゃねえか
桜子を馬鹿にされたことが理由じゃねえ
あいつの態度とか言動が気に入らねぇ