桜、咲く頃会いましょう。


その日の夜今日あったことを土方さんに報告せずにはいられなかった



「山南さんが変?」

「はい…何だか笑わなくなってしまいました」

「薄々俺も感じていたが…」



結局二人で考え込んでしまった



だけど結論となるものは一つも浮かばなかった



「今日はもう遅い。お前は寝ろ?」

「でも…」

「山南さんが心配なのはわかる。だかな、お前の頭の中に他の男がいるってのはいい加減妬くぞ」

「!」



ニヤっと笑った土方さんは


俺が今度話を聞いてみる


と言って私を無理矢理横にさせた



土方さんがそう言っているんだ



きっと今私に出来ることは何もない



だから私は足手まといにならないように私のできることをやろう



土方さんには怒られるかもしれないけど



山南さんが笑ってくれますようにと



頭の中で祈りながら眠った


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