桜、咲く頃会いましょう。


ふざけてるのかこいつ?


「あれ〜?土方しゃんだ〜」

「………。」



寝ぼけてるのな…

いい加減目を覚ませ


「土方しゃんこの手どけて?」

「あ、あぁ。」



離してやると、また自分の袴に手をかけようとする


「ちょっと待て。何してんだよ。」


そういって再び桜子の腕を掴む

「ぬぐの…。土方しゃんの助平…」

「助平だあ?何言ってんだこの野郎。」

「土方さん、ちょっと開けますよ。」

ん?総司?


「ちょっとま…」


ススー



「何…やってるんですか?土方さん……。」

「そ、総司…」

「まさか、無理矢理桜子ちゃんを…」

「そんなんじゃねえ!!」


そんなんじゃねえが総司が勘違いすんのも無理はねえ

なんせ、寝てる桜子の上に俺がまたがってて、それに加え手を押さえ込んでる状態だ


「お邪魔…しました……。」

「お、おい待て!!総司!」

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