桜、咲く頃会いましょう。


いつからそんなに鋭くなったんだ?お前は



俺は桜子の腕をつかんで引き寄せた



「少しだけ、少しだけこのままで…」

「はい」



桜子は俺の精神安定剤みたいなものだ




桜子に触れると自然と心が穏やかになる




「大丈夫です、沖田さんはどこにも行きませんし、死んだりなんか絶対にしません。信じましょう?」

「…敵わねぇよ、お前には……ありがとな?」

「はい、私たちももう寝ましょう?もう遅いですし…」

「そうだな」




俺の代わりに桜子がせっせと布団を二組敷く



俺がやるからと言ったのに座っていてくださいと言って敷かせてくれなかった



「たまには楽をしてくださいね」

「分かったから…お前も無理すんな」

「あ…そうですね…」

「ははっ」

「もう何がおかしいんですか!?」



ギャーギャーと騒ぐ桜子を尻目に布団に潜った


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