桜、咲く頃会いましょう。


右隣りは永倉さんで、左隣りは…藤堂さんだ…


「その…よろしくな?さっき挨拶出来なかったし…。」

「あ、はい!!」


確か、藤堂さんは女の人が苦手だって言ってた…



「俺の事は平助って呼んで。」

「えっ!?でも…。」

「みんなそう呼ぶから。それに歳近そうじゃん?」



そういわれてみれば、幹部の人達の中で藤堂さんが一番若い…



「な?平助でいいよ。」


やっぱりちょっと戸惑ったけど…


「はい。わかりました。よろしくお願いします、平助くん。」


なんかちょっと気恥ずかしいや…



「それと、敬語もなしな。」

「…わかりま…分かった。」

「それでいいんだ。よろしくなさくら。」


藤堂さん改め平助くんはとっても喋りやすい人でよかった


なんとかやっていけそうです。


だから…

父様、母様もどうか無事でいて


< 29 / 336 >

この作品をシェア

pagetop