桜、咲く頃会いましょう。


けれどこの話は総司の許可なく他の誰かに話していい話でもない



「もしかして総司が寝返ったのですか」



斎藤が血相をかえて言うもんだからそれはないとすぐに否定した




「悪いが今は言えねぇ。だけどな、お前を信用してないとか言う話ではないからな」

「俺は副長に着いていくと誓ったので副長がそう言うなら深く追求はしません」

「悪いな…」

「いえ…それではこれにて」




軽く挨拶をしたあと斎藤は部屋を出ていった



斎藤には面倒な役回りばかりさせちまってわりぃな…



軽くため息を吐きながら俺も部屋を出た




一応総司の様子を見て帰るか



もう寝ているであろう総司の部屋の前に立った




「その髪の長さと歩き方は土方さんですね?」

「!?」

「どうぞ、入ってください」




驚きながらもふすまを開けて部屋に入った


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