桜、咲く頃会いましょう。


「あの?土方さん?」

「あ、ああ。別に変じゃねえよ?似合ってる。」


「あ、ありがとうございます…」

「ん?なんか顔赤くないか?大丈夫か?」

「だ、大丈夫です!!」

男装してる頃とは見違えるほど綺麗になっている


しかし、桜子が着ている着物が1着

手に持ってきたものが2着

更に、総司が持ってきたものが2着



こいつら5着も買ってきたのか!?



「この着物、総司が金払ったんだよな!?」

「それが…。沖田さんが土方さんにつけといてくれって……。」

「………。」

「土方さん?」

「そぉうぅじ〜!!」



ふざけんじゃねえ

着物これだけ買ってきて、何円になると思ってるんだよ!!



「土方さん、待ってください!」

「なんだ?」

「着物運ぶの手伝ってくれませんか?」

「…。しょうがねえな…。」

「俺が全部運んどくから、お前は昼餉の手伝い行ってこい。」

「ありがとうございます!」



総司と斉藤の飯なんて食えたもんじゃないからな…


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