桜、咲く頃会いましょう。
そのあと、暫くしてから古高が自白したということが屯所内に広まった
「総司はまだか?」
「オレ、呼んでこようか?」
「頼む平助。」
広間には幹部の皆が集まってる
緊急会議が開かれるのは、古高が自白したことがあまりにも衝撃的だったから
「すいません、遅れました。」
「いやいい。皆も知っての通り古高が自白した。」
「それで?どんな内容だったんだ?」
「風の強い日を狙って京都御所に火を付ける。」
「は?」
「その他にも何か言っていたが、とりあえずは放火を阻止しなければならねえ。」
京都御所に火を付ける?
風邪の強い日に?
そんなことしたら…
想像するだけでも恐ろしい
「山崎と島田に引き続き調査に当たってもらってる。何かあったらすぐ動けるようにしてくれ。」
広間は一気に緊張状態となった
何か考えているようで誰も話さない
なにもできない無力な私がここにいてもいいの?