桜、咲く頃会いましょう。
邪魔をしないように部屋を出て行こうとした時
「桜子、悪いが茶を全員分淹れてきてくれないか?」
「…はい!美味しいのいれてきますね?」
私にできることは、やっぱり限られてる
だから、自分に出来ることをしようと思う
お茶をのせたお盆を持って歩く
初めての時に比べたら、お茶を淹れることにも慣れた
襖を開けると、そこには厳しいままの顔の土方さん
「あの、お茶持って参りました。」
「あぁ、ありがとな。」
さっきの厳しい顔ではなくて、緊張の緩んだ優しいかお
トクン…トクン…
胸の鼓動が早くなる…
何でだろう?
訳の解らない胸の高鳴りに悩んでいると、襖がすごい勢いで開いた
「副長!!」
「何か分かったのか?」
「はい。」
また新しい情報が舞い込んできた