時間よ止まれ。
「「俺…美香のことが好きだ。付き合ってくれ…ってか…結婚してくれ!」」
………………………
……………………………。
『…ん……瞬ー…』
「なんだょ。」
『…ふぇッ……?』
あ…私、寝てたんだ。
じゃぁ、今の声も夢…?
『んー……』
「おはよう。眠り姫。」
『……誰?』
「は?俺だよ!俺!」
もぅ。うるさいなぁ…
俺、俺って…どっかの詐欺みた……
あれ?
この声って………まさか……
私はおそるおそる目をあけた。
目の前には…
『……瞬?』
「やっと意識がはっきりした?」
『き…キャァァァァ!!!』
「ッなんだよ!」
なんで瞬がここにいるの!?
しかも、なんで顔がこんなに近いの!?
『…な…なっ!?』
「なんでここにいるの?」
私は何度も頷く。
瞬は、ニカッと笑った。
「カラオケ、行こーぜ!」
*