昔も今も君が好き。

お弁当を食べていた時、麻耶が私の足を見て、首をかしげた。

「菜摘、足青アザできてるよ!痛そうだね……」

私は、はっとして足を見る。

美穂達に蹴られた所が青アザになっていた。

「内出血してんじゃん。大丈夫か?」

拓海も顔をしかめる。

「全然平気!ぶつけちゃってさぁ。馬鹿だよね。」

「もう気をつけてね。」

うん、と笑って答える。

本当は見えない所に内出血がいっぱいある。

踏まれた爪が剥がれて歩くのも結構きつい。


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