昔も今も君が好き。

「菜摘!やっぱ待ってようか?」

拓海が話しかけてくる。

本当は、麻耶達と一緒に帰りたい。

何されるかわからないのはやっぱり怖いし、殴られるのは嫌。


でも、負けたくない。



「先帰ってて!後でまた会おうよ」

出来るだけ笑顔で拓海に返事する。

拓海は、頷いて教室を出ていった。

――拓海達がいないけど1人でも私は頑張れる。


そう心で思い私も教室を出た。



< 27 / 38 >

この作品をシェア

pagetop