ピュア☆ラブ
「笠原さん…
アンタ、もう、いっぱしのサラリーマンだろ?
30近い、オトナのオトコだろっ?
オンナの扱い、もっと上手くなれよっ!」
そう、言葉を投げつけたと同時に
俺は、笠原を殴っていた
「香澄さんの痛みに比べりゃ、
こんなもん、痛みのウチに入んねぇんだからなっ!
お前ら、香澄さんの
痛み背負って、生きやがれっ!
もう、香澄さんの前に、姿見せんなっ!」
俺も、必死だった
香澄さんの痛み…
代わってやれたら、どんなにいいか…