ピュア☆ラブ
何がって…
大好きな香澄がいつもいたら…
俺…
きっと…
歯止めきかねぇかも…な…
「香澄…
わかってる?
温泉行った時なんかより、
俺、
香澄のコト、
もっともっと求めると思うよ…
香澄のコト
壊しかねないかも…」
香澄の手を握り、
瞳に問いかける…
「いいよ…
病気になった時、
覚悟してたの…
私、もう、誰も愛せないし、
愛されないのかな、って…
だけど、
隼人が、私を必要としてくれるなら、
それに答えたいの
こんな私でも、
隼人が愛してくれるから…
私も、
隼人を精いっぱい愛したいの…」
そう言い終えた香澄を
俺は、
腕の中に優しく包み込んだ
「香澄…
俺の方こそ…
ありがとな…」